Tris-Borate-EDTA(TBE)バッファーの調製

本ガイドでは、実験室で使用する所定モル濃度のバッファーの調製方法を説明します。

Tris-ホウ酸-EDTA(TBE)バッファーは核酸解析で一般的に使われる電気泳動用バッファーで、 特に小さなDNA断片の分離に適しています。

Tris-ホウ酸-EDTA(TBE)バッファー — 1X作業溶液の組成

名称化学式濃度(1X)CAS
Tris baseC₄H₁₁NO₃89 mM77-86-1
ホウ酸H₃BO₃89 mM10043-35-3
EDTAC₁₀H₁₆N₂O₈2 mM60-00-4

Tris-ホウ酸-EDTA(TBE)バッファーの用途

TBEバッファーはDNAのアガロースおよびポリアクリルアミドゲル電気泳動で広く使用されます。 TAEに比べて緩衝能が高く、長時間の電気泳動でもpHが安定します。小さなDNA断片の分離能が高く、 DNAサイズ測定、制限酵素断片解析、高分解能電気泳動に用いられます。

調製のポイント、滅菌、保存

  • EDTA溶液またはEDTA・2Na・2H₂Oの使用が推奨されます。
  • EDTA(遊離酸)で調製したバッファーは電気泳動中の発熱が少ないという報告がありますが、\n 調製に時間がかかります。\n
  • EDTA(遊離酸)は溶けにくいため、あらかじめEDTAストック溶液を作成することを推奨します。
  • 少量の沈殿が生じた場合は37°Cの水浴で再溶解でき、使用に影響しません。水浴後も沈殿が残る場合は破棄してください。
  • 滅菌:通常不要。必要に応じて。
  • 保存:室温。
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