塩化ナトリウム ストック溶液

本ガイドでは、実験室で使用する所定モル濃度のストック溶液の調製方法を説明します。

ストック溶液調製ガイド - 塩化ナトリウム(NaCl)

塩化ナトリウム(NaCl)は、生物学・生化学・化学実験で広く使用される代表的な無機塩です。溶液のイオン強度を調整するために用いられ、 緩衝液、生理食塩水、細胞培養培地などの基本成分として重要です。塩化ナトリウムの分子量は 58.44 g/mol であり、目標モル濃度に必要な 秤量質量の計算に使用します。

化学情報

名称分子式分子量CAS
塩化ナトリウムNaCl58.44 g/mol7647-14-5

1 M NaCl 溶液の調製手順

1 L の 1 M 塩化ナトリウムストック溶液を調製する標準的な手順は以下の通りです。

  1. 必要質量を計算します。1 L の 1 M 溶液には NaCl 58.44 g が必要です。
  2. 分析天秤で塩化ナトリウム 58.44 g を正確に秤量します。
  3. NaCl をビーカーまたはメスフラスコに入れ、脱イオン水または蒸留水を約 700–800 mL 加えます。
  4. 完全に溶解するまで攪拌します。
  5. 必要に応じて 1 L メスフラスコへ移し、脱イオン水で正確に 1000 mL まで定容します。
  6. 栓をして十分に混和すれば、1 M NaCl ストック溶液の完成です。

注意事項

  • 正確なモル濃度を得るため、秤量誤差を最小限にしてください。
  • 最終体積の水に直接固体を全量加えず、先に一部の水へ溶かしてから定容してください。
  • 調製時は白衣・手袋・保護メガネなど適切な保護具を着用してください。

保存と用途

  • 調製した 1 M NaCl 溶液は、用途に応じて室温または冷蔵で保存できます。
  • 主な用途は、PBS などの緩衝液調製、生理食塩水の作製、生化学アッセイでのイオン強度調整です。
Preview
BioCalculator-Preview