ストック溶液調製ガイド - 3 M 酢酸ナトリウム(C₂H₃O₂Na)バッファー(pH 5.2)
酢酸ナトリウムは酢酸のナトリウム塩で、水に良く溶けます。無水物・水和物のどちらでも 高濃度バッファーを調製できます。3 M 酢酸ナトリウムバッファー(pH 5.2)は、 分子生物学における核酸沈殿などで広く使用されます。
目的
pH 5.2 の 3 M 酢酸ナトリウムバッファー 100 mL を調製します。
組成
- 3 M 酢酸ナトリウムバッファー(pH 5.2)
必要な材料
- 酢酸ナトリウム(無水または三水和物)
- 氷酢酸(pH 調整用)
- 脱イオン水または蒸留水
- 分析天秤
- ビーカーまたは三角フラスコ
- メスフラスコまたはメスシリンダー
- 攪拌棒またはマグネチックスターラー
- pH メーターまたは pH 指示紙
- 個人防護具(手袋、保護メガネ、白衣)
手順
- ステップ 1
必要量を正確に秤量します。100 mL の 3 M バッファーを無水酢酸ナトリウム(分子量 82.03)で 調製する場合は **24.61 g** を秤量します。三水和物(分子量 136.08)を使う場合は 約 **40.82 g** が目安です。 - ステップ 2
ビーカーに脱イオン水または蒸留水を約 80 mL 入れ、秤量した固体を加えて完全に溶解するまで攪拌します。 - ステップ 3
攪拌しながら氷酢酸を滴下し、室温で校正済み pH メーターを使って **pH 5.2** に調整します。 - ステップ 4
溶液を 100 mL メスフラスコへ移し、ビーカーの洗液も加えた後、脱イオン水で **100 mL** まで定容します。 十分に混和してください。 - ステップ 5(任意)
生物学用途で必要な場合は、オートクレーブまたは **0.22 µm** フィルターで滅菌します。
注意: 無水酢酸ナトリウムは吸湿性が高く、正確な秤量が難しいことがあります。 精度重視の場合は三水和物の使用も検討してください。容器には濃度・pH・調製日を明記し、室温保存してください。
使用可能な試薬
| 名称 | 分子式 | 分子量 | CAS |
|---|---|---|---|
| 酢酸ナトリウム三水和物 | C₂H₃O₂Na·3H₂O | 136.08 | 6131‑90‑4 |
| 酢酸ナトリウム(無水) | C₂H₃O₂Na | 82.03 | 127‑09‑3 |
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