ストック溶液調製ガイド — HEPES緩衝液
HEPES(4-(2-Hydroxyethyl)piperazine-1-ethanesulfonic acid)は、細胞生物学および生化学研究で 広く使用される両性イオン性 Good’s バッファーです。25 °CでのpKaは約7.5で、pH 6.8〜8.2の範囲で 有効な緩衝能を示し、生理的pH条件に適しています。HEPESは金属イオン結合が少なく、水への溶解性も高いです。
化学情報
| 名称 | 分子式 | 分子量 | CAS |
|---|---|---|---|
| HEPES(遊離酸) | C₈H₁₈N₂O₄S | 238.30 g/mol | 7365-45-9 |
| HEPES·Na | C₈H₁₇N₂O₄S·Na | 260.29 g/mol | 75277-39-3 |
| HEPES·0.5Na | C₈H₁₇.₅N₂O₄S·0.5Na | 249.30 g/mol | 103404-87-1 |
用途
- 細胞培養・生化学アッセイでの生物学的緩衝剤
- 溶液中の生理的pH維持
- 酵素アッセイおよび電気泳動での使用
1 M HEPESストック(pH ~7.5)の調製
以下は1 M HEPESストックの一般的な調製手順です:
- HEPES(遊離酸)238.30 gを秤量します。
- 適切な容器に約800 mLの脱イオン水を入れ、攪拌しながら溶解します。
- 校正済みpHメーターで確認しながら、強塩基(例:10 N NaOH)を少量ずつ加え、目標pH(例:~7.5)まで調整します。
- pH調整後、1 Lメスシリンダーへ移し、脱イオン水で最終体積を1 Lにします。
- 無菌用途では必要に応じて0.22 µmフィルターで滅菌ろ過します。
取り扱いと保存
- HEPESストック溶液は無色透明です。短期保存は4 °Cまたは室温で可能です。
- 使用時はストックを目的濃度(例:10–25 mM)に希釈して作業液を調製します。
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