塩化カルシウム ストック溶液

本ガイドでは、実験室で使用する所定モル濃度のストック溶液の調製方法を説明します。

ストック溶液調製ガイド - 塩化カルシウム

塩化カルシウムはカルシウムイオン供給源として、生物・化学実験で広く用いられる塩です。 無水物と各種水和物があり、いずれもストック調製に使用できますが、無水物は吸湿性が高いため、 二水和物などの水和物のほうが秤量・取り扱いしやすい場合があります。

化学情報

名称分子式分子量CAS
塩化カルシウム二水和物CaCl₂·2H₂O147.01 g/mol10035-04-8
塩化カルシウム四水和物CaCl₂·4H₂O183.05 g/mol25094-02-4
塩化カルシウム六水和物CaCl₂·6H₂O219.08 g/mol7774-34-7
塩化カルシウム(無水)CaCl₂110.98 g/mol10043-52-4

1 M 塩化カルシウム溶液の調製

塩化カルシウム二水和物を用いて 1 L の 1 M 溶液を調製する例:

  1. 塩化カルシウム二水和物(CaCl₂·2H₂O)を 147.02 g 秤量します。
  2. ビーカーまたはフラスコに固体を入れ、脱イオン水を約 800 mL 加えて完全に溶解するまで攪拌します。
  3. 完全溶解後、1 L 容器に移して脱イオン水で 1000 mL まで定容します。
  4. 得られた溶液は無色透明が目安です。培地調製、イオン溶液、その他生物学用途で使用できます。

注意事項

  • 塩化カルシウムの溶解は発熱を伴うため、固体はゆっくり加え、飛散を避けてください。
  • 無水 CaCl₂ は吸湿性が高く正確な秤量が難しいため、水和物の使用が一般的に推奨されます。
  • 手袋、保護メガネ、白衣などの個人防護具を着用してください。

保存と使用

  • 調製した 1 M 塩化カルシウム溶液は室温または冷蔵で保存できます。
  • 本ストックは緩衝液や培地の調製、分子生物学・細胞培養実験の試薬として幅広く利用されます。
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