SDS-PAGEローディングバッファー(サンプルバッファー)は、変性・比重付与・追跡色素を提供し、 変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動用のタンパク質試料を調製します。
SDS-PAGEローディングバッファー — 1X作業溶液の組成
| 名称 | 化学式 | 濃度(1X) | CAS |
|---|---|---|---|
| Tris-Cl (pH 6.8) | C₄H₁₁NO₃ | 50 mM | 77-86-1 |
| SDS | C₁₂H₂₅O₄NaS | 2% (w/v) | 151-21-3 |
| ブロモフェノールブルー | C₁₉H₁₀Br₄O₅S | 0.1% (w/v) | 115-39-9 |
| グリセリン | C₃H₈O₃ | 10% (v/v) | 56-81-5 |
| β-メルカプトエタノール(使用直前に添加) | C₂H₆OS | 1% (v/v) | 60-24-2 |
SDS-PAGEローディングバッファーの用途
SDS-PAGEローディングバッファーはタンパク質を変性し、均一な負電荷を付与し、サンプルの比重を上げて ローディングしやすくし、変性ポリアクリルアミドゲル電気泳動中の進行状況を目視で確認できるようにします。
調製のポイント、滅菌、保存
- 必要量の還元剤は調製時に添加して−20°Cで保存できますが、時間経過で活性が低下しゴーストバンドの原因になることがあります。
- 還元型SDS-PAGEでは、β-メルカプトエタノールを使用直前に最終濃度1%(v/v)となるよう添加することを推奨します。添加後は通常約1か月安定です。
- β-メルカプトエタノールは毒性があり強い臭気を持つため、適切な防護を行ってください。
- 代替として、1%(v/v)β-メルカプトエタノールを100 mM DTTに置き換える処方もあります。
- SDSは低温でフロック状沈殿を生じることがあるため、使用前に完全に溶解していることを確認してください。
- 滅菌:通常不要。必要に応じて。
- 保存:室温。還元剤を事前添加した場合は−20°Cで分注保存してください。
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