塩化カリウム系PCRバッファーの調製

本ガイドでは、実験室で使用する所定モル濃度のバッファーの調製方法を説明します。

塩化カリウム系PCRバッファーはDNAポリメラーゼ活性の最適化に一般的に使用されます。

塩化カリウム系PCRバッファー — 組成

名称化学式濃度CAS
Tris-Cl (pH 9.0)C₄H₁₁NO₃10 mM77-86-1
塩化カリウムKCl50 mM7447-40-7
塩化マグネシウムMgCl₂1.5 mM7791-18-6
Triton X-100C₃₄H₆₂O₁₁0.1% (w/v)9002-93-1

滅菌と保存

  • 滅菌:0.22 μmろ過。
  • 保存:分注して−20°Cで保存。

ポイント

  • バッファーpHは通常8.0〜9.5で、Tris-Clで調整します。
  • Triton X-100は粘度が高いため、低濃度ストックを使用するかTween 20で代替します。
  • KCl系PCRバッファーではMgCl₂濃度は低め(約1.5 ± 0.25 mM)になることが多いです。
  • 最適なPCRバッファーはDNAポリメラーゼに依存するため、酵素供給元の推奨に従ってください。
  • 無水MgCl₂の直接使用は発熱するため、溶媒の一部に少量ずつ加えてください。
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