硫酸アンモニウムPCRバッファーは、プライマー特異性の向上とDNAポリメラーゼ活性の最適化に一般的に使用されます。
硫酸アンモニウムPCRバッファー — 組成
| 名称 | 化学式 | 濃度 | CAS |
|---|---|---|---|
| 硫酸アンモニウム | (NH₄)₂SO₄ | 20 mM | 7783-20-2 |
| Tris-Cl (pH 8.8) | C₄H₁₁NO₃ | 75 mM | 77-86-1 |
| 塩化マグネシウム | MgCl₂ | 2 mM | 7791-18-6 |
| Triton X-100 | C₃₄H₆₂O₁₁ | 0.1% (w/v) | 9002-93-1 |
滅菌と保存
- 滅菌:0.22 μmろ過。
- 保存:分注して−20°Cで保存。
ポイント
- バッファーpHは通常8.0〜9.5で、Tris-Clで調整します。
- Triton X-100は粘度が高いため、低濃度ストックを使用するかTween 20で代替します。
- 硫酸アンモニウム使用時はMgCl₂濃度が高め(2.0 ± 0.5 mM)になることが多いです。
- NH₄⁺とMg²⁺は拮抗的に作用し、硫酸アンモニウムを含むバッファーはMg²⁺範囲にわたり高いプライマー特異性を示します。
- アンモニウムイオンはミスマッチしたプライマー‐鋳型の水素結合を不安定化し、反応特異性を高めます。
- 最適なPCRバッファーはDNAポリメラーゼの種類に依存するため、供給元の推奨に従ってください。
- 無水MgCl₂の直接使用は発熱するため、溶媒の一部に少量ずつ加えてください。
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